電話でのお問い合わせはTEL.017-743-9797
〒030-0902 青森市合浦2−13−15
自転車の旅 〜青森市〜
◆洋菓子店・「シュトラウス」◆
日刊スポーツ営業マンの金子Bです。旅では非日常を味わえますが、旅が日常の私は別世界≠ノ息抜きを求めました。青森市の洋菓子店「シュトラウス」はヨーロッパを思わせる内装。貴婦人たちがお茶とケーキで語らい合っています。一番の驚きは、女性スタッフがメイド服を着ていること。同店の嶋田博義さん(51)に聞くと「昭和62年の開店当初からのスタイルです。社長が修業したウィーンに近いイメージを出そうと思いまして」とのこと。スタッフの小笠原みゆきさんは「最初は驚きました」と明かしてくれましたが、とても上品な接客でお客さんの心をつかんでいるのが印象的でした。丁寧に「ごゆっくりどうぞ」とお辞儀され、テーブルに置かれた人気のザッハトルテ。心が洗われ、なんだか豊かな気持ちになれました。【金子B】
◆「味の札幌浅利」・味噌カレー牛乳ラーメン◆
日刊スポーツ営業マンの金子Bです。会社の先輩から「青森で味噌カレー牛乳ラーメンを食べてこい」と厳命されました。すごい名前に好奇心半分、不安半分。青森市内の「味の札幌浅利」に行くと、店主の浅利順三さん(58)から「まずは食べてみて」。鼻を近づけるとカレーの香り、食べるとみその味、スープを飲むと牛乳の風味。でも意外と? バランス感もあり、あっさり完食です。昭和30年代、大学生が興味本位で注文し、予想外の味わいが口コミで広がったそう。味そのままの名前で商標登録されているこの逸品は、お客さんの7割が注文。奥さんの秀子さん(58)の言葉が印象的です。「ラーメンって黙ってすすることが多いけど、ウチのは皆さん、感想を言いながら食べるんですよ」。作る方も食べる方も自然と笑えてしまう、幸せなラーメンでした。【金子B】
◆浅虫温泉・辰巳館◆
この自転車旅で初めての温泉地訪問です。青森市の浅虫温泉「辰巳館」に着くと、おかみの戸嶋マサさん(64)が笑顔で出迎えてくれました。でも、戸嶋さんが1年半前に出迎えた方々は…。「みんな疲れきっていて、表情も暗くて。どう声を掛けたらいいかと」。震災直後、ボランティア団体等の支援で岩手県内の被災者約300人が宿泊で訪れたそう。「震災後初めて布団で寝る方もいたそうで。皆さんのお話は聞くだけで泣きそうでしたが、絶対忘れない経験になりました」。その後、辰巳館にはたくさんの御礼の便りが。その1つにこんな言葉がありました。『袖に涙のかかる時こそ、人の心の温かさが身にしみます』。私も東北の皆さんの温かさに支えられ、スタートから半月が過ぎました。辰巳館には「また同じ日に同じ部屋に泊まりたい」という御礼も届いたそうですが、私も各地に再び遊びに行く日が早くも楽しみでなりません。【金子B】
自転車の旅 〜大間町〜
◆大間・「浜寿司」 マグロづくし◆
お恥ずかしながら告白します。わたくし金子B、31歳にして魚介類が非常に苦手です。体質的な理由ではありますが、幼児期のトラウマ的なものも多少ありそう。それゆえ、マグロで有名な青森・大間町は…実は怖かったです。しかしこの旅の裏の目的は「強くなる」。あえて挑むつもりで体調を整えていました。
大間の夜、有名人も訪れるという「浜寿司」へ。大間マグロに誰より熱意を注ぐ大将・伊藤晶人さん(48)自慢の「マグロづくし」(=写真)が目の前に置かれました。意を決して食べます…ん?…あ、大丈夫だ! 津軽海峡の厳しい潮流に鍛えられたマグロは甘みがあり、とろける食感。人生、こんなに楽しく魚を食べられたのは初めてです。感動! ご一緒した村川靖晴さん(49)が「以前もマグロが苦手な友人をここに連れてきたら、食べられるようになった」という逸品。私で2人目ですね。大間マグロ、うわさにたがわぬ素晴らしさでした。【金子B】
◆大間岬・大間観光土産センター◆
ついに本州最北端、青森・大間岬に到着。荒天で北海道も見えませんが、感無量です。寒いので「大間観光土産センター」に入ると、経営者の横山一夫さん・礼子さん夫妻がなんと日刊スポーツの愛読者でした! 定期購読歴は7年。現在は大湊高校野球部でプレーする長男・翔一君(2年)が、10歳の時に「読みたい」と言ったのがきっかけだそう。礼子さんは、被災地の球児を取材したニッカン記事を切り抜き「普通に野球ができるだけ幸せなんだよ」と、むつ市内で下宿する翔一君に届けたのだとか。今度はぜひ活躍してニッカンに載ってください。「もしそうなったら涙ちょちょぎれますよ」と礼子さん。お店は岬から55歩。まさしく本州最北端で頑張る御方にご愛読いただいていると知り、一気に元気が出ました。【金子B】
自転車の旅 〜むつ市〜
◆「吉田ベーカリー」・あんバター◆
幼なじみのミー君から「青森ならアンバタがおすすめだよ」と推されました。アンキモの仲間かと思いましたが、どうやら青森・むつ市に名物「あんバター」があるそうで、駆けつけました。発祥の店「吉田ベーカリー」の吉田成人さん(49)に聞くと、昭和30年ごろに作られ、以来、市内の学校給食でも出される地域に根付いた伝統ある品だそう。作り方は、食パンにバターとこしあんを約50cずつ塗り、上から食パンでサンドするだけ。吟味された素材なので、これが絶妙な甘じょっぱさに。「1日平均で300個くらいです」というかなりの売れ行きです。懐かしがるむつ市出身の関西在住者から「頼む、送ってくれ」という依頼もあるそう。1個140円、仮に5個でも700円なので、高確率で送料の方が高いという…。人の心を動かす、こんなグルメまであるとは。敬意を表し、下北半島に別れを告げました。【金子B】
◆海上自衛隊・大湊地方隊◆
青森・下北半島を一気に北上し、むつ市に到着しました。さすがに疲れた私が案内されたのは、なんと海上自衛隊の大湊地方隊。まさか、体験入隊で過酷な体力訓練ですか!? 緊張しながら向かうと、皆さんが笑顔で艦艇の紹介をしてくれ、ひと安心です。
何か自衛隊らしいことを体験したいのでお願いすると、護衛艦「はまぎり」乗組員だった山本勝男さん(48)が登場。船に乗ると随所で使うという「ほどけないロープの結び方もやい結び=vを教えていただきました。広報係長の政芳隆平さん(48)が「海上自衛官なら全員できます」と断言する、基礎中の基礎だとか。でも、難しい…。20回近くトライして、やっと成功。日常生活に応用できたら、女子に「すごーい!」と尊敬されそうな技でした。蛇足ですが、自衛官には趣味でマウンテンバイクに乗る方も多いのだそう。心強い伴走、お待ちしております。【金子B】
自転車の旅 〜野辺地町〜
◆のへじ北前ラーメン◆
十和田バラ焼きを満喫した私に、青森・野辺地町から「売り出し中の料理があります」とのお誘いが。グルメ旅の様相ですが、ありがたく「のへじ北前ラーメン」をいただきました。町特産のカワラケツメイという茶葉を練り込み、更科そばのようなつるっとしたのど越しのめんに仕上がっています。陸奥湾のホタテを使ったスープもどこか上品です。600〜700円程度ながら高級感ある味わいは、町観光協会の高田宣昌さん(44)も「あえてB級ご当地グルメとは言いません」という自信作。江戸時代に日本海を走った北前船により伝わったというカワラケツメイは、弘法大師が全国行脚の道中で広めたという話も。全国行脚する私にとっても縁起のいいラーメンでした。【金子B】
自転車の旅 〜十和田市〜
◆十和田・バラ焼き◆
B級ご当地グルメが大好きです。その祭典「B−1グランプリ」当日に青森・十和田市に来たのは運命でしょうか。迷わず名物・十和田バラ焼きを食べに、市内の「司」へ! B級だけあって輸入牛のばら肉を使用。北海道・北見産の甘い玉ネギと一緒に、花のバラに掛けた秘伝「ベルサイユの薔薇ったれ」を絡め、焼き上がると安保理代店長(45)から「オン・ザ・ライスでお召し上がりください」とゴーサインが出ました。ごはんが進む、幸せな味でした。昔、三沢基地の米国人がステーキにした残り部位のばら肉をもらい、工夫して定着した料理なのだとか。そんな十和田バラ焼きは今回の「B−1」で見事10位に入賞。3年連続10位以内入賞の安定感ある味に元気をもらい、下北半島へ向かいます。【金子B】
自転車の旅 〜三沢市〜
◆三沢市・スカイプラザミサワ◆
自転車旅で「道の駅」はありがたい存在です。ソバでもすすりたくなります。青森・三沢市の「スカイプラザミサワ」は国土交通省認可の施設ではありませんが、運転者にとってはそれに等しい場所。しかし…ちょっと異質なのです。迷彩服が山ほどあったり、輸入家具が格安で売られていたり、ソバの代わりにハンバーガー。3階にはなんと、日米合同の託児所まであります。米軍三沢基地の入り口前にあるだけに、アメリカ色がかなり濃いです。
1年前に思い切ってマニア向けに新装したところ、来場者も売上も前年比3倍だとか! スタッフの遠藤哲哉さん(25)は「イメージの変化はよく驚かれます。飽きられないように、三沢ならではの雰囲気を出していきたいです」と、仕事を存分に楽しんでいる様子でした。客の私も見るものが多くて楽しくなり、つい長居してしまいました。【金子B】
◆三沢市・ハロウィーンイベント◆
日刊スポーツ営業マンの金子Bです。米軍基地のある青森・三沢市でハロウィーンイベントがあると聞きました。到着すると思い思いの仮装をした子どもたちがたくさん! 今年で14回目の仮装パレードは、国籍関係なし。今回は500人以上が笑顔でメーンストリートを歩きました。仮装コンテスト2連覇中の佐々木幸司さん(31=おいらせ町)一家は「ゲゲゲの鬼太郎」に変身。ぬりかべ役の幸司さんの背中にはWE LOVE AMERICA≠フ文字が。「この地域に住む者として、日米の架け橋になりたいと思って」と話していました。結果は3連覇を逃すも3位入賞し「街の人とのきずなや、家族の愛がさらに深まりました」。すてきな1日を、私もハロウィーン帽子着用で取材させていただきました。【金子B】
自転車の旅 〜八戸市〜
◆八戸市・蕪島神社の御守◆
日刊スポーツ営業マンの金子Bです。旅には元気も必要ですが、げん担ぎも大事。うってつけの場所が青森・八戸市にありました。蕪島(かぶしま)はウミネコの繁殖地として天然記念物に指定されていますが、新たに蕪島神社が「カブ」つながりで「かぶあがりひょうたん御守」を発売。「株売買に成功した」「宝くじに当選した」などの御利益がうわさになり、神社には多くの著名人が思いを書いた絵馬がありました。神社関係者は「大変喜ばれるお守りになりました。県外からも参拝される方が増えています」とのこと。私も全国各地で日刊スポーツの評判=株を上げたいので、ありがたく一体購入。今度は春に来て、ウミネコにふんでもかけられれば「運」もついて完ぺきです。【金子B】
◆八戸市・イサバのカッチャとは?◆
〒030-0902
青森市合浦2−13−15
TEL.017-743-9797
FAX.017-743-3613